2011年02月10日
仰清正公 №1 家紋
-仰清正公 -№1 家紋
清正公生誕450年没後400年・九州新幹線全線開業記念企画
■第一話「家紋」
古いお家には、それぞれの家紋があります。紋所と呼ばれることもあります。いまはほとんど使われなくなりましたが、和服の正装である紋付羽織は、襟と袖に紋所が入ったものです。
江戸時代には、この紋服だけでなく、家具、調度類、武器、建物、提灯などにも紋所を記して、人目でどの家かわかるようにしていました。
有名なのは徳川家の三つ葉葵()みつばあおいです。水戸光圀の諸国漫遊で、イザというところで「これが見えぬか」と示すのは、印籠にある三つ葉葵ですよね。
それにおとらず有名なのが加藤清正の「蛇の目」の紋所です。蛇の目というのは、二重の幅広の同心円をいいます。二重丸を幅広く描いたのが蛇の目です。
加藤家では、「蛇の目」と「桔梗」の両方の紋を持っていました。もう一つ、硯の紋もあるそうです。

(↑蛇の目の紋)

(↑桔梗の紋)
加藤清正の虎退治の絵は、江戸時代の清正人気の象徴といえる図柄です。清正は、槍の使い手で、烏帽子(えぼし・縦長の被り物)兜にくっきりと蛇の目紋が描かれ、片鎌の槍を構えて、咆哮する虎と対峙する構図は、勇ましいものでした。
富士酒造の加藤家の家紋も「蛇の目」です。古い日本家屋や蔵のあちこちに、蛇の目紋が描かれています。拝見はしていませんが、羽織にも蛇の目が染め抜かれているのでしょう。そのほか、先祖から伝わっている調度類にも蛇の目が印されているのでしょうね。(JS)
清正公生誕450年没後400年・九州新幹線全線開業記念企画
■第一話「家紋」
古いお家には、それぞれの家紋があります。紋所と呼ばれることもあります。いまはほとんど使われなくなりましたが、和服の正装である紋付羽織は、襟と袖に紋所が入ったものです。
江戸時代には、この紋服だけでなく、家具、調度類、武器、建物、提灯などにも紋所を記して、人目でどの家かわかるようにしていました。
有名なのは徳川家の三つ葉葵()みつばあおいです。水戸光圀の諸国漫遊で、イザというところで「これが見えぬか」と示すのは、印籠にある三つ葉葵ですよね。
それにおとらず有名なのが加藤清正の「蛇の目」の紋所です。蛇の目というのは、二重の幅広の同心円をいいます。二重丸を幅広く描いたのが蛇の目です。
加藤家では、「蛇の目」と「桔梗」の両方の紋を持っていました。もう一つ、硯の紋もあるそうです。

(↑蛇の目の紋)

(↑桔梗の紋)
加藤清正の虎退治の絵は、江戸時代の清正人気の象徴といえる図柄です。清正は、槍の使い手で、烏帽子(えぼし・縦長の被り物)兜にくっきりと蛇の目紋が描かれ、片鎌の槍を構えて、咆哮する虎と対峙する構図は、勇ましいものでした。
富士酒造の加藤家の家紋も「蛇の目」です。古い日本家屋や蔵のあちこちに、蛇の目紋が描かれています。拝見はしていませんが、羽織にも蛇の目が染め抜かれているのでしょう。そのほか、先祖から伝わっている調度類にも蛇の目が印されているのでしょうね。(JS)
Posted by たわらや at
07:06
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