2012年03月09日

コラム・呑んどっと №63 名古屋城で喫茶去

平成24年03月09日(金)
旧暦:如月17日
たわらや酒店 日刊かわらばん


おはようございます。
正午の熊本県菊陽町の天気は小雨。
気温は7℃です。

先週末、名古屋の義侠さんの酒蔵に行きました。
今年も綺麗な吟醸が出来ていました。
その様子はまた後日、詳しくお伝えします。

帰りに名古屋城に初めて訪問しました。
さすがは天下の名城でした。

今日から、2泊3日で、山形県鶴岡市の冨士酒造さんを
訪問する旅に出ます。
今年も「神力」を持ちこんで、吟醸酒を造っています。
その様子を見学しに行って参ります。


㈲たわらや酒店 宇野 功一
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日刊たわらや かわら版
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03月09日号:コラム・呑んどっと その63 
~名古屋城で喫茶去~


◆ 名古屋城

 3月4日(日)、中学・高校時代の親友I君が、愛知に住んでいる。彼を誘って、天下の名城・名古屋城を訪ねた。

コラム・呑んどっと №63 名古屋城で喫茶去

 日本三名城と言えば、名古屋城、姫路城、熊本城。私は幼少のころから熊本城を見て育ったために、よそのご城下や天守閣を見るや、「熊本城より小さい」と思っていたことしばしば。全国各地のお城が普通で、熊本城が日本の中ではとてつもなく巨城であることを知ったのは大人になってからであった。名古屋城を始めて目にして、熊本城より大きいと正直に思った。さすがは、徳川大納言家の居城に相応しい威風堂々たる姿であった。熊本城は小高い丘を利用して城が造られている平山型の城であるのに対して、名古屋城は平野の中心に、「デン」と腰を下ろした平城のようだ。

 天守閣に向う途中、加藤清正公の銅像に出会う。

コラム・呑んどっと №63 名古屋城で喫茶去

 実をいうと、天下を泰平にした徳川家康は、西国の豊臣恩顧の大名に命じて、名古屋城の普請を命じたのだ。1610年のこと。加藤清正公は主に名古屋城の石垣を組むことを命じられたとか。銅像は、名古屋城の石垣を運ぶ清正公の様子。


◆ 喫茶去

 小雨まじりの名古屋城。天守閣を一周するのにおよそ2時間。
 帰りに友人と、茶店に入る。一杯500円で天守閣を眺めながら、抹茶が飲める。熊本でいうならば、水前寺公園の古今伝授の間といったところだろうか。眺めは水前寺公園の方に軍配が上がると思うが、天下の名城を眺めながらの一服もなかなかなものだ。しかし、本丸御殿復元工事中に着き、今の眺めはイマイチ。

 座敷の置くに「喫茶去」と書いてある書が飾られてあった。座敷は勿論、茶の間。茶道の言葉であるが、元々は禅語である。「よう来てくれた。さぁさぁ、先ずはお茶をどうぞ」というような意味。

 同席しているI君と高校に通っていた昭和の終わりごろ、熊本にも多くの喫茶店があった。喫茶店は放課後の高校生の溜まり場となっていた。そういえば、そんな空間が、消えてしまったように思う。地元の三里木駅付近にも3軒の喫茶店があった。今は一軒も残っていない。

 それに代わって、現在の高校生の受け皿となっているのがSバックスコーヒーとか、Mというハンバーガーチェーン店だろう。

 店ごとにマスターのこだわりのある喫茶店に比べると、味わいがない。

喫茶去の書を見て、こんなことを考えた。





Posted by たわらや at 06:18│Comments(0)
 
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