2012年03月01日

日本ばさるく№4 屋久島をさるく №6

平成24年03月01日(木)
旧暦:如月9日
たわらや酒店 日刊かわらばん


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本日のコンテンツ
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│  1. たわらや酒店 日刊 かわら版
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│  03月01日号:日本ばさるく~see look~ その4 
│          ~屋久島をさるく⑥~

│  2. 明日以降の日刊の予定

おはようございます。
今朝の熊本県菊陽町の天気は小雨。
気温は7℃です。

今日から3月。温かくなることを期待しています。
熊本の2月は雨が多く、日照が平年の半分だったとか。
平均気温も平年より1.5℃も低く、厳冬だったとか。
雪を観測した日数も10日。これも平年の倍だとか。
ラニーニャ現象による厳冬の長期予報通り。

㈲たわらや酒店 宇野 功一
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日刊たわらや かわら版
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03月01日号:日本ばさるく~see look~ その4 
~屋久島をさるく⑥~


■ 三岳酒造のモロミ

日本ばさるく№4 屋久島をさるく №6

 前回は、一次発酵と芋の原料処理の記事を書きました。芋焼酎と言えども、一次仕込みは米麹と焼酎酵母だけで発酵させます。一次仕込みはできるだけ元気な焼酎酵母を、できるだけ多くの量を作り出すことが目的です。日本酒の仕込みで言えば、酒母(酛)づくりに当たります。

 優良な一次仕込みのモロミを、さらに大きな器(タンク)に移して、蒸した芋と、水を入れて発酵させるのが二次仕込みです。

日本ばさるく№4 屋久島をさるく №6

写真をみると大きなタンクのように思いますが、そんなに大きなタンクではありません。タンクの側面には、税務署が立ち会って、検定したタンクが54個(9個×6列)並んでいました。どのタンクもほぼ6900リットルのタンクです。
 ここで、プロは書いてある数字を3で割り算します。

6900÷3=2300

つまり、一つのタンクにはおよそ2300㎏の米麹と蒸したイモが入っていることになります。これ以上の量を入れると、溢れてしまいます。

 おそらく、一仕込み2tの総量で仕込みを行っているのではないかと推測を致しました。

 芋焼酎は原料1t当たり、発酵によって純アルコールが200~220ℓ出来ます。このタンク1本で、25°の一升瓶の「三岳」が約800本程度できることになります。

 私は先程も述べたように、「タンクの大きさが意外と小さい」と思いました。手間を考えると、大きなタンクに入れて、機械で撹拌する道具でもって、仕込めば人手も、手間も省けることになります。

 しかし、三岳酒造では、モロミの量を小さくすることによって、管理の面で、ムラを無くして、上質な焼酎を造ろうという姿勢を感じました。

 佐々木社長の美酒・三岳を作り出す気持ちを感じました。

(次は最終回です)

屋久島の地酒【三岳】

日本ばさるく№4 屋久島をさるく №6

容 器; 茶瓶
原料芋: ジョイホワイト他
麹米:
麹菌:白麹
蒸留: 常圧
アルコール: 25.0%
熟成:1年以上
飲み方
ロック★★★★★
水割 ★★★★★
湯割 ★★★



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明日以降のかわら版(予定)
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○平成24年03月02日(金) 日本ばさるく④ 屋久島をさるく 【7】最終回
○平成24年03月03日(土) ひな祭り
上記の記事をお伝えする予定です。
予定が変更になる場合もあります。




Posted by たわらや at 08:49│Comments(0)
 
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