2012年02月20日

コラム・呑んどっと №59 最近話題の塩麹を作る

平成24年02月20日(月)
旧暦:睦月29日
たわらや酒店 日刊かわらばん


おはようございます。
今朝の熊本県菊陽町の天気は快晴。
6時の気温は-4℃。
とても厳しい寒さでした。

コラム・呑んどっと №59 最近話題の塩麹を作る

今朝、6時半ごろ、我が家のベランダで撮った写真です。
東の空には三日月が…。
実は、二十九夜の繊月です。
熊本の今朝の日の出は6時54分ですので、
太陽が昇る前の、細いお月さまです。


㈲たわらや酒店 宇野 功一
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①:日刊たわらや かわら版
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02月20日号:最近 話題の塩麹をつくる 
~呑んどっと №59~

◆ 最近話題の麹(こうじ)

 昨秋より麹(こうじ)の話題をよく耳のするようになりました。

 麹とはそもそも何ぞや?。麹とは麹菌とも呼ばれます。麹菌はカビの一種です。増殖するために菌糸を伸ばし、菌糸の先端部では、アミラーゼ(糖化酵素)や、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)を作り出します。麹菌が作り出したこれらの酵素を巧みに利用して、我々の祖先は、味噌、醤油、酢、日本酒、焼酎、泡盛、漬け物、各種調味料を作り出してきました。それぞれの地域ごとに、それぞれの気候風土にあわせて、食文化を豊かにして行きました。

 麹が注目されるようになったことは、とてもよいことであると思います。



◆ 塩麹とは…

 最近話題の塩麹。江戸時代、各地の文献で登場するそれぞれの家庭で使っていた調味料でした。

 東北地方では、「三五八漬け」(さんごうはちづけ)が塩麹の原点であろうかと思います。

 三五八とは、塩を3、米麹を5、蒸した米を8の分量比で混ぜ合わせ、その混ぜ合わせた床の中に、夏ならばキュウリやナス、冬ならば大根やカブ、人参を漬け込んだものが三五八漬けです。お肉やお魚も漬け込んだものもあります。

糠床と同じように、床に漬け込みますが、糠床のように毎日撹拌する必要がなく、糠床のように臭いもきつくありません。忙しい主婦の方々にも助かる床です。



◆ ご家庭でできる簡単、塩麹の作り方

【材料】

塩 …100g

米麹…150~200g

白米…200~250g(茶碗1杯程度)

以上を用意します。



【作り方】

①上記材料を混ぜ合わせ、ひたひたになるまで水を入れる。

②たまにかき混ぜる。

③一週間程度で完成。米粒が甘酒のようにトロトロになったらOKです。

コラム・呑んどっと №59 最近話題の塩麹を作る


◆ 塩麹の使い方

 季節の野菜、お肉、お魚を一晩、漬けこみます。野菜に麹の甘味が浸み込み、塩分で野菜がシャキシャキ。お肉やお魚は、タンパク質がアミノ酸の代わり、旨味が増します。私のお奨めは鮭。これに漬け込み焼けば、お酒の肴として最適。

 お肉を漬けこみ、焼肉にすれば、硬い肉も柔らかく、美味しくなります。

 サラダのドレッシングにもなります。




Posted by たわらや at 12:04│Comments(0)
 
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