2012年02月07日
コラム・呑んどっと №57やっ樽会 100名で4斗の酒を飲む
平成24年02月07日(火)
旧暦:睦月16日
たわらや酒店 日刊かわらばん
おはようございます。
今朝の熊本県菊陽町の天気は雨。
6時の気温は+9℃。
桜が咲くことの気温であります。温かい。
予報では、雨が上がり、時間が経つにつれて
寒くなるといいます。
一日遅れとなっていますが、昨日の分を配信します。
㈲たわらや酒店 宇野 功一
〒869-1101 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2211番地1号
電話番号096-232-3138
ファックス 096-232-3368
メール info@tawaraya-sake.co.jp
たわらや酒店 公式ブログ:http://tawaraya.otemo-yan.net/
営業時間 平日:09:00~19:00
━━━━━━━━━━━━
日刊たわらや かわら版
━━━━━━━━━━━━
02月06日号:やっ樽会 100名で4斗の酒を飲む!!
~コラム・呑んどっと №57~
↑一日遅れとなっています。
◆ やっ樽会
毎年2月の上旬の日曜日、私たち夫婦の仲人の平原輝雄先生(お医者さん)の主催で、「やっ樽会」が開催されます。今年は2月5日(日)に行われました。
やっ樽会の会則が実にユニーク。
第1条、一人5合以上呑むべし。
第2条、酒の肴は二人分持参すべし。
第3条、二次会のことは考えず、落ち着いて呑むべし。
第4条、仲良く呑むべし。
以上の4カ条です。

(↑乾杯前の様子)
会の発足の由来は、今から約35年ほど前、先生が支援した候補者が頂いた樽酒の処分のためにやっ樽会を開催したそうです。私が担当するようになって今年で18回目を迎えます。
この日、平原先生の運営する病院のホールに、先生の知人約100名が集まりました。毎年、この会で出会う顔馴染みの方々ばかり。
今年の出品酒は、岩手県釜石市の銘酒「浜千鳥」でした。酒蔵から浜千鳥・特別純米酒を元詰してもらいました。酒の量は4斗。つまり一升瓶換算で40本分。リットルに換算すると72ℓです。この酒を完全に呑み干すには、40人なら一人平均1升ですし、80人なら一人平均5合です。この日100名なので、一人平均4合ということになります。
ということは、一人平均4合、つまり720mlの酒を飲むことがノルマということになります。各位に配られた1合の木枡。これに4杯以上はノルマなのです。
先生の挨拶の後、鏡を開く福男が登場。先生のお父さんは畳やで、その当時使っていたイ草をほぐす木製のこん棒で鏡を開くのです。こん棒で鏡を叩くのですが、これがなかなか開かない。汗だくになってこん棒を叩く。鏡が開いた時には、中に入った日本酒がほとばしり、観客から歓声が上がります。
(↑樽をこん棒で叩く様子)
今年の酒も最高に美味しかったです。元詰めであるので、樽香が付きすぎているのではないかと心配でしたが、ちょうどよい塩梅に樽香が付き、ぐびぐび飲める。みんな、とても満足。近くに座った方々で、持ち寄った酒の肴をやったりとったりしながら酒を飲む。いや、実に楽しい、実に美味しい。
1時間半で、樽の中身の酒が完売しました。私の記憶では、完売するまでの時間が最も早かったように思いました。
4斗の樽酒の価格は1本十数万円と高額となりますが、一人当たりに換算すると1500円程度。2斗樽なら50名、4斗樽なら100名が樽酒を存分に楽しめます。あなたも、酒友を集めて、樽酒の会を開催してみては。
鏡を開く、未来を開く、縁起を担ぐ樽酒の風習。酒を飲んで「絆」が深まるから不思議です。
やっ樽会歴代の出品酒
平成 6年 田酒(青森
平成 7年 萬寿鏡(新潟
平成 8年 出羽桜(山形
平成 9年 満寿泉(富山
平成10年 天狗舞(石川
平成11年 まんさくの花
平成12年 八海山(新潟
平成13年 三千盛(岐阜
平成14年 八海山(新潟
平成15年 手取川(石川
平成16年 やまと雫(秋田
平成17年 初孫(山形
平成18年 秀峰浅間(長野
平成19年 栄光富士(山形
平成20年 お休み
平成21年 梅乃宿(奈良
平成22年 越の寒梅(新潟
平成23年 天吹 (佐賀
平成24年 浜千鳥(岩手
旧暦:睦月16日
たわらや酒店 日刊かわらばん
おはようございます。
今朝の熊本県菊陽町の天気は雨。
6時の気温は+9℃。
桜が咲くことの気温であります。温かい。
予報では、雨が上がり、時間が経つにつれて
寒くなるといいます。
一日遅れとなっていますが、昨日の分を配信します。
㈲たわらや酒店 宇野 功一
〒869-1101 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2211番地1号
電話番号096-232-3138
ファックス 096-232-3368
メール info@tawaraya-sake.co.jp
たわらや酒店 公式ブログ:http://tawaraya.otemo-yan.net/
営業時間 平日:09:00~19:00
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02月06日号:やっ樽会 100名で4斗の酒を飲む!!
~コラム・呑んどっと №57~
↑一日遅れとなっています。
◆ やっ樽会
毎年2月の上旬の日曜日、私たち夫婦の仲人の平原輝雄先生(お医者さん)の主催で、「やっ樽会」が開催されます。今年は2月5日(日)に行われました。
やっ樽会の会則が実にユニーク。
第1条、一人5合以上呑むべし。
第2条、酒の肴は二人分持参すべし。
第3条、二次会のことは考えず、落ち着いて呑むべし。
第4条、仲良く呑むべし。
以上の4カ条です。
(↑乾杯前の様子)
会の発足の由来は、今から約35年ほど前、先生が支援した候補者が頂いた樽酒の処分のためにやっ樽会を開催したそうです。私が担当するようになって今年で18回目を迎えます。
この日、平原先生の運営する病院のホールに、先生の知人約100名が集まりました。毎年、この会で出会う顔馴染みの方々ばかり。
今年の出品酒は、岩手県釜石市の銘酒「浜千鳥」でした。酒蔵から浜千鳥・特別純米酒を元詰してもらいました。酒の量は4斗。つまり一升瓶換算で40本分。リットルに換算すると72ℓです。この酒を完全に呑み干すには、40人なら一人平均1升ですし、80人なら一人平均5合です。この日100名なので、一人平均4合ということになります。
ということは、一人平均4合、つまり720mlの酒を飲むことがノルマということになります。各位に配られた1合の木枡。これに4杯以上はノルマなのです。
先生の挨拶の後、鏡を開く福男が登場。先生のお父さんは畳やで、その当時使っていたイ草をほぐす木製のこん棒で鏡を開くのです。こん棒で鏡を叩くのですが、これがなかなか開かない。汗だくになってこん棒を叩く。鏡が開いた時には、中に入った日本酒がほとばしり、観客から歓声が上がります。
(↑樽をこん棒で叩く様子)
今年の酒も最高に美味しかったです。元詰めであるので、樽香が付きすぎているのではないかと心配でしたが、ちょうどよい塩梅に樽香が付き、ぐびぐび飲める。みんな、とても満足。近くに座った方々で、持ち寄った酒の肴をやったりとったりしながら酒を飲む。いや、実に楽しい、実に美味しい。
1時間半で、樽の中身の酒が完売しました。私の記憶では、完売するまでの時間が最も早かったように思いました。
4斗の樽酒の価格は1本十数万円と高額となりますが、一人当たりに換算すると1500円程度。2斗樽なら50名、4斗樽なら100名が樽酒を存分に楽しめます。あなたも、酒友を集めて、樽酒の会を開催してみては。
鏡を開く、未来を開く、縁起を担ぐ樽酒の風習。酒を飲んで「絆」が深まるから不思議です。
やっ樽会歴代の出品酒
平成 6年 田酒(青森
平成 7年 萬寿鏡(新潟
平成 8年 出羽桜(山形
平成 9年 満寿泉(富山
平成10年 天狗舞(石川
平成11年 まんさくの花
平成12年 八海山(新潟
平成13年 三千盛(岐阜
平成14年 八海山(新潟
平成15年 手取川(石川
平成16年 やまと雫(秋田
平成17年 初孫(山形
平成18年 秀峰浅間(長野
平成19年 栄光富士(山形
平成20年 お休み
平成21年 梅乃宿(奈良
平成22年 越の寒梅(新潟
平成23年 天吹 (佐賀
平成24年 浜千鳥(岩手
Posted by たわらや at 06:11│Comments(0)