2011年05月23日

浦霞 「禅」 純米吟醸

05月20日号:復興の雫酒 シリーズ2 浦霞「禅」純米吟醸
宮城県石巻市 佐浦

浦霞 「禅」 純米吟醸

◆震災に負けるな・浦霞を飲むことで、我々のエールを贈ろう
 3月11日に東日本大震災が起こりました。マグニチュード9.0、最大震度7を記録した未曾有の大地震でありました。地震の揺れも大きかったのでしょうが、直後に発生した大津波で被害がさらに大きくなりました。それに追い打ちをかけるかのような福島原発による人的災害。災害の復旧の目途が一向に見えない空前絶後の大惨事と化しています。
 そんな中、先日、㈱南部美人・専務の久慈浩介君が、テレビに出演してこううったえていました。
「災害が発生し、全国から多くの救援物資や義援がきたことはたいへん有り難い。震災の影響で、各地のイベント(お花見など)が自粛されることは、私達酒蔵にとってさらなる二次的な災害であります。お酒は人々に楽しさ豊かさ明日への活力を生み出すものです。酒を飲んで戴き、私たちも被災地へ復旧への支援を届けたい」

このような内容のメッセージでした。

 岩手に限らず、宮城、福島、茨城、山形と被害の大小はありますが、各地の銘醸蔵が被災にあいました。私にできることは、それらの銘醸酒を飲んでいただき、復興への足がかりにして頂きたい、そう考えます。
 宮城と言えば「浦霞」。被災され、先日ようやく酒が入荷しました。今一度、東北の銘酒「浦霞」を飲んでもらいたい~です。

◆ 東北の雄藩の銘酒「浦霞」

 江戸藩政期の塩竃は藩主・伊達家の崇敬篤い塩竃神社の門前町として、また仙台の海の玄関口として諸税免除等の恩恵を受けながら大いに発展しました。訪れる多くの旅人のために旅篭や歓楽街が神社の門前近くに軒を連ね、活況を呈していたといいます。蔵元・佐浦家の初代・富右衛門は、はじめ麹製造業を営んでいましたが、1724年に酒造株を譲り受け、以来 塩竃神社の御神酒を醸しつづけてきました。



◆ 浦霞『禅』 純米吟醸

 浦霞は東北の銘酒として全国的に名を馳せています。浦霞の優れて安定した酒質は、協会12号・浦霞酵母として釀造協会が昭和41年より配布をしている酵母です。

 発売以来、地元宮城県はもとより全国的に銘酒の名を馳せた酒です。吟醸酒ブームの口火を切った往年の浦霞吟醸です。

 控えめな香りと、上品な味わいは日本料理全般に向く食中酒として最適です。冷でも美味しいですが、温めに御燗を点けても美味しいです。



原料米: トヨニシキ
精米歩合: 50%
日本酒度: +1.0
酸  度: 1.4
アミノ酸度: 1.5
度数: 15.2%
酵  母: 浦霞酵母
価  格: 720ml/2352円(税込)



 







Posted by たわらや at 06:19│Comments(0)
 
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