2011年01月27日

宮原 25° 球磨焼酎:宮原酒造場

球磨焼酎 宮原 25°

1800ml:2100円、720ml:1200円

◆ 正調球磨の味わいここにあり。
~宮原~新発売

バックボーン
 熊本の南部・清流球磨川と川辺川の大河が流れる人吉球磨盆地。大きな大河は、肥沃な土壌をもたらし、人吉盆地は豊穣な穀倉地帯です。
 球磨焼酎の歴史は400余年。鎌倉時代から明治維新まで、この土地を治めた相良氏。江戸時代、人吉・相良藩は23000石の禄高でしたが、実際は5万石とも10万石とも言われていました。余った米をふんだんに使い、贅沢な蒸留酒・球磨焼酎が誕生したのです。


◆ 新たな宮原酒造場スタンダードが『宮原』です。
 2011年01月26日に『宮原』が入荷しました。宮原酒造場・宮原淳一郎社長が直接持って来てくれました。その時に、この酒が産まれるまでの経緯を聞かせていただきました。

①地米ヒノヒカリで造る。

 原料米は地元・あさぎり町産ヒノヒカリを100%使用しています。自分たちの食べるお米で仕込んでいます。意外に思うかもしれませんが、これはたいへん贅沢なことなのです。純米焼酎といいながら、原料はどんな米でも焼酎は造れるのです。極論はデンプンがありさえすれば、発酵させて、蒸留させて焼酎ができます。
 定番となる球磨焼酎は、上質な原料を使うことは決してありません。原料の価格が各段に安価で、どこで収穫したか分からない原料米となります。
 ヒノヒカリを蒸し上げます。ほくほくとした上々の蒸し。あまり粘りを出さずに炊き上げるとのこと。食べて旨い米を、炊くのではなく、蒸すということはそのためです。

②手造り麹

 宮原酒造場では伝統的な手作り麹づくりを行っています。大吟醸を仕込むように麹もろ蓋を使用して、丁寧に麹を造っています。『宮原』も合手作り麹です。

③カメ壺仕込み

 一次仕込みで酒母を造ります。カメ壺で仕込みます。一週間後、別のカメ壺を使って、三倍量に増やし二次仕込み。二次仕込みもカメ壺仕込みです。琺瑯タンクと違って、大量に仕込むことができませんが、小仕込みで造ることにより、柔らかな酒質に出来上がるということでした。

④減圧蒸留

 ライト感覚で飲みやすい減圧蒸留を採用しました。

⑤3年・長期熟成

 できた焼酎44°の原酒の状態で3年以上じっくり熟成させました。



 芳醇な香りを放ち、円熟みを帯びた酒珠。各段に優れた酒質に脱帽します。イチオシの球磨焼酎です。




Posted by たわらや at 06:52│Comments(0)
 
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